銀魂と私
ツイッターにはこのタイトルと同じタグがあるようですが、とても140字じゃ語れないのでここにつらつらと書いてみようと思います。
最終話まであと5話。本誌でついにそういう発表がありましたね。8月20日のことでした。今現在、あと3話ということになります。今の私の正直な気持ちは「実感が湧かない」というのと「どう結ぶのかが楽しみ」というものです。皆さんが言うような「ムリ」「いやだ」「悲しい」というところまで、実はまだ気持ちがいっておりません。もしかしたらこの気持ちのまま納得して晴れやかに最終話を迎えるのかもしれないし、どこかで急激に実感が湧いて突然騒ぎ出すのかもしれないし、終わった後で強烈な寂しさに襲われるのかも。まだわかりません。
ただ、1つ言えるのは「楽しみ」という気持ちは、実感が湧いたとしても変わらないと思います。
私は銀魂に出会ったのは多分比較的遅い方でしたが、正直連載中のマンガにここまでハマった経験がなく、むしろ大人になってハマったマンガは初めてというくらいでした。逆に言うと、これまで終わった完結したマンガばかり読んできて、なんなら結末を知っていて読むことの方が多かったんですね。なので、これからリアルタイムで新作が読めて、尚且つ最終話を自分の目で確認できる。その事に、ハマった当初からもの凄い期待を抱いてきたんです。当時はまだまだ終わる気配なんて毛程もありませんでしたから、この漫画の終わり方って一体どんなん?と。それが生きてさえいれば見られるんだ、と。その喜びは凄かったので。
更に言えば、銀魂と出会ったときの私は人生で2番目ぐらいに辛い事と向き合っていてドン底で、このぽっかり空いた穴をどうしたらいいのかと呆けていた時でした。正確には、読み始めたのはその出来事の少し前でしたが、ドン底になって改めて読み始め、そして救われたのです。その頃で40巻ぐらいまでは出ていたはずですが、毎日会社帰りに本屋に通い、コミックス数冊ずつ買って帰る。そして家でゴロゴロしながら読んで大笑いする、という日々を送り、傷がみるみる癒えてゆくのを感じていました。単純に笑わせてくれたというのもあるし、ただただあの銀魂世界に、江戸かぶき町のあの世界にどっぷりと浸かれたということ。あの世界の人たちがみんな愛に溢れたキャラクターだったということが大きかった。綺麗なお話ばかりではないし、下品だし喧嘩ばっかしてる奴らだけど、確かに私を安堵させ、浸らせ、いつまでもそこに居させてくれる懐の深さが銀魂にはありました。私にとっての銀魂愛は、この話のこういうところが好き、とか、こういう世界観が好き、とかよりも、ただただ感謝と、銀魂世界の入り口に立って救済された頃の思い出を何より愛している、というのが一番大きいのです。
だから、もしかしたら私にとって、続くことより出会えたことに意味があって、終わってしまっても、その大切な思い出は消えないので、今こんなにも冷静なのかもしれません。今も温かい気持ちで思い出せるので。ついに私の人生を救ってくれた作品が完結する。という感慨深さなら大いにあります。
そして、その思い出は私だけのものです。変わることはもちろんないし、他の何かによって汚されたくないものです。銀魂そのものを大切に思うことは、イコール銀魂との思い出を大切に思う事。だからこそ、最終話までのこの短い期間を大切に過ごしたい。情報社会で仕方のない部分はあれど、なるべく銀魂と私の間柄みたいなものを変えず、汚さず、最後を迎えたいです。
自分もそうですが、皆さんそれぞれの「銀魂との最後の時」があるかと思います。誰かと過ごしたい方、一人で迎えたい方、様々かと思います。悲しんだり嘆いたり、叫びたい方もいると思います。すごくすごく、わかります。出会いも一度きりなように、最後の時も一度きりしかありませんから、せめてそれがどうか何にも汚されず、穏やかなものでありますように。(早バレ踏みませんように)